練習案①
線画に関して
1.資料集め
可愛い顔を描くにはまず自分がどういう顔を可愛いと思うのかを知ることが最重要。
色々な絵を見て可愛いと思う顔を探してそれ用のフォルダーをつくって集める。
個人的に重要だと思うポイントは色の良さや塗りの良さなどとは切り離して、デザイン的な顔の可愛さでのみ判断すること。
これは資料集めにおいて重要なことで、単純に良い絵で資料を集めるのではなく〇〇が良い絵というように判断基準を絞って資料を集めることで見る目も養われるし気づきもすごく増えると思う。
自分の好みは細かく分析できるほど良い。
何人かの絵描きさんのイラストが残ると思う。
2.分析、好みを知る
そうしたら分析をスタートする。
分析して何か1つでも分かれば確実に前へ進んだということ。
なんで可愛いと感じるのか、どこが可愛いのか、どんな可愛さなのか、どんな可愛さを目指したいのか。自分の描きたい、表現したい可愛さを徹底的に深堀してみる。
自分に質問を投げかけてみて答えていく。ノートなどにメモする。
幼い可愛さなのか、大人っぽい可愛さなのか、クールな感じなのかなど可愛さにも種類がある。また、好きな表情はどんなものなのかも答えていく。
色々広く好きなものが出てくると思うが、一旦具体的に一番好きな顔を描きたい顔を決めてしまうと良いと思う。これも良いあれも良いだと結局分析は深まらない。それだと何もやらなかったのと変わらない。
描けるように練習するときに、その目的がぼやけていると上手くなりにくい。描けるようになるまでにはかなり労力がかかるので、具体的に一番描きたいと思えるような顔を見つけていた方が気持ちもブレずに上手くなりやすい。。
なんとなく印象や感覚で感じていることを言語化すると分析も深まっていくし実際に描くときに役に立つので言語化してノートなどにメモしていく。
分析のやり方は色々あるが、例えば質問を自分で作って答えていくというのがわかりやすいのではないかと思う。質問をし、間違ってもいいからなんとなくの間隔を言語化する。それを繰り返せばだんだん答えられるようになっていく。
3.模写などで研究
分析して言語化して自分の好みが分かったら、次はどうして可愛いのかを研究していく。上の分析では見る側が感じる顔の印象を言語化していった。今度は、その印象を抱かせるのはなぜなのかを研究していく。
方法はなんでも良い。模写やトレースや見本と自分の描いた顔を重ねてみたり。できるなら見るだけでも構わない。
とにかく何か具体的な気づき・発見を得ることが目的。
目が釣り気味か垂れ目かはおいといて、目の位置、髪の毛と顔の面積比、顔のパーツの集まり具合など自分と理想の絵描きで違うところを発見する。
自分の癖としては、顔のパーツが離れ気味になること、頬の輪郭が大きくなること、髪の毛部分が小さくなることなど。
癖は始めたばかりであればあるほど誰でもある。でも癖なので自分では気づきにくい。
でも絵では確実に気づくことが出来る方法がある。
たとえば、①理想の正面顔を用意②自分で正面顔を描いてみる③重ね合わせてみる
(絵描きソフトなどでできる。大きさ調整して顎を起点に合わせてみたりしてずれを見れば自ずと違い、癖がわかる)
違いすぎてどこを直せばよいのか分からないというのはある。
直すと効果的だと思うのは、髪と顔の面積の比や顔のパーツの位置など。
すこしづつ癖を取り払っていく。
だんだん、自分の好みの顔がどうして可愛いのか、自分の描いたものを修正していくうちにわかってくるはず。それが自分だけの発見になると思う。
4.イラスト制作など
発見したことを活かして、気をつけて描く。
上達の流れメモ
例
自然に描くと、あごから目まで:目から天頂=3:1くらいになってしまうという。多くの場合は1:1くらいになっているようだ(発見)
次からは癖にあらがって意識して1:1にする。最初は癖とちがうから気持ち悪い。髪の比率が大きすぎるような気がする。
それを続けると1:1が自然に思えてくる。意識してやってたことが無意識でできるようになる。そうしたら余裕ができる+1つものを正しく見れるようになるから、新たに発見ができるようになる。
その発見を同じように意識して描いて、無意識にできるようにする。そうしたらまた新たな発見ができるようになる。
以下続く。
分析と練習がずっと続く。
癖を直していくたびにまた新たな発見がある。すごい微調整になってくるかもしれない。少しのずれに個性が出るのかもしれない。
ほとんど周りに違いが分からないような、でも実は印象に違いが出ているようなそんな自分だけの発見を積み重ねていけば、そのときにはすごく上手くなれているはず。