愚者の落書き

絵の練習記録。実践した練習方法とか上達過程とかを書いていく予定です。

模写の効果1

僕の考える模写の効果について何回かに分けて書いていきたいと思います。

 

模写の効果

1、模写で正しいもののとらえ方を身につける

2、色々なことを発見するため

 

1、模写で正しいもののとらえ方を身につける

自分を含めて多くの人は絵を描き始めたとき、正しいもののとらえ方ができない。具体的には、細かい部分に目がいってしまい、全体のバランスが崩れてしまう。

正しいもののとらえ方とは、まず全体のバランスや比率などをしっかりとって、それから少しづつ細かい部分の形をとっていくことができるということ。

自然と模写すると、細かいところを描いて、次にその近くの所にある細かいところを描いてという風になってしまう。自分は最初の方は目から描いて、次に...という風に書いてしまっていた。

細部から描いても全体から描いても、どちらも変わらないような気がするけど、実は全く違う。やり方を変えるだけで効果が数倍とかそれ以上になる。

 

やり方について

全体から描いていくやり方の例

①絵の形(四角)②キャラと余白③比率(頭、上半身、脚など)、位置関係(頭、上半身、脚、手など重要なところから)、重要な線の流れ(その絵において魅力となっているラインがあったりするときはそれをしゅっと直線とかで描く)、絵の端からの位置とか(格子を描いて四分割して頭がどこら辺にあるかとか又は格子は描かなくてもフレームに対してどこにあるかとか)④大体おおまかにあってきたら少しづつ細かく。しかし、すぐに細かいしわとか目の形とか髪とかを描かない。少しズームして髪と顔の面積を合わせる。領域で区切る。目、鼻、口とかの配置を行う。ズームした場合の③の位置関係。

基本③の比率と位置関係が大事。その二つが合えば、正しい形になって似る。

顔とかどうしてか似ていない場合は細部よりも、この比率と位置関係が正しくなっていないのではないかと疑ってみる。

なぜかキャラクターの全身のいい感じの雰囲気が出ない場合は、身体の縦横の比率があっていない可能性高い。または頭と体の左右とかの位置関係があっておらず棒立ちに近くなって硬い絵になって動き、柔らかさが出ていない場合も多い。重要なラインが間違っていることもかなりある。

全部まとめ入れているかはわからないが、これらを意識して合わせれば確実に似る。似るために必要なこと、重要なこと、力を入れるべきところは想像以上に少ないのでそこを集中的に合わせる。定規で測ってみるなどする。

重要なところ(比率や位置関係など)を、面倒がらずしっかり測って描く。

 

(模写をやっても、絵がなかなか上手くならなかった時代は、重要でないところに力をいれたりしたが(細部からしっかり完璧に模写しようとしたり)、重要でないから効果が出ない。何が重要な要素で何が重要でないのか分からないし、そもそも重要なところとかあるのかもわからない。力入れても効果でないのは、才能というか要領の問題で自分の場合は、上達の遅い部類だから仕方ない。やっても効果が感じられないならやる気もでないし、力をいれようとも思えない。ということになっていた気もする。しかし、重要なところに力を入れたら確かに効果は上がる。そもそもどこが重要か見つけるのとかが才能?に近い気はするが、今の時代は色々な人が発信しているからそれをしらべてみれば見つけれる)今は少しは、重要なところ、意味のあるところがわかったような気がするので、そこに力を入れてダイレクトに効果のあることが出来ている気がする。)

 

キャラクター絵において大事なところが比率とか位置関係とかだと思っている。

 

 

なぜこの全体からの描き方が良いのか

細部が描き込まれているが全体のバランスが悪い絵と、細部は少し雑めだけど全体のバランスは良くかっこいい絵だとどちらがいい絵だろうか。

数週間かめちゃくちゃ描き込んだ力作をピクシブに投稿して全く伸びなかったこと、4日くらいで雑に描いたが偶然全体のバランスの良かった絵を投稿したらかなり伸びたことから後者が良い絵といえると思っている。

良い絵はサムネから良いし。この経験から、絵の良さの土台には全体のバランスがあると思った。

この描き方をすることで、もののとらえ方を細かい見方から全体を見る見方に変えることで、良い絵とはどういうものか少しわかるようになるのが一つの良い点。

絵の伸びる伸びない、良い絵良くない絵それらが少しわかるようになった。わかれば、自分で作品をつくるときに役に立つ。

 

細部から描いても正確に模写することは可能。でも、実際に自分で作品をつくるときは、全身のあたりとかからとってくはず。目とかから細かく描かない。模写は作品をつくるための手段に過ぎない。本番にやらないような描き方は意味がない。本番と同じ描き方が、とらえ方ができるのも良い点。

 

上のやり方で見たように、様々な場所と比較して形をとっていく。

線の1本1本には意味はないが、絵になると意味を持つのは、それらの線が他の線と関係しあって意味を成す。つまり、1本の線が重要というより、全体の絵の中のどこにどんな風に線が引かれているのかという位置が大事。関係性が大事。

そう考えると、細部を見ている場合はその細部を全体としてその中の1本の線を描いていく。そのようにして描かれた線は全体の中の1本とはなっていない。だからまとまりがなくなりやすい。

細部から描いて完璧に模写できる人は、ある一つの細部からの距離とか位置を図るのがうまい。しかし、これが上手くてもあまり意味がないと思う。色々なところからの距離、位置関係もっというとフレームからの位置とか遠いところとの関係を考慮して描いた方がまとまりやすい。正確に位置がとりやすい。全体から描く方法では、本当に色々なところとの位置関係、配置を見て一本の線を引くことになる。この線には、ちょこちょこと細部だけを見て描いた線とは異なり、様々な意図が入っていると思う。

この全体からの描き方によって、全体の中の1本として他のすべての線と関係した線を引くことができるようになれるのも良い点

 

 

模写の効果2についてはまたの機会に描きたいと思います。

かなり意味不明な感じのメモになってしまいました。またまだ書ききれていないことがあるのでが、また続きを書くかもしれませんし、書き直すかもしれません。

もう少し分かりやすいように、伝えられるように、ぼちぼちと文章を書いて文章力を上達させたいと思っています!(*^_^*)