一枚の絵から学び取れること
気に入ったポーズひとつを連続で何度も模写・暗記模写する。
このとき一つ一つにそこまで時間はかけないけど、一つ一つある程度納得いくまで、自分の中でぱっとみ違和感ないくらいまでバランスをとるようにする。
何体か描いて一息ついてもう一度一体目から見直す。
すると、どうして気づかなかったのかというレベルでバランスが崩れているのに気づく。
人によっては絶望ポイントだと思うかもしれないけど、バランスのおかしさ・ぎこちなさに気づけるようになったんだから喜ぶべきポイントと思うように。
そして気づいたままで終わらない。
そこから何処がおかしいのか試行錯誤する。
腰のくびれのライン、首や顔の位置、そのほか諸々。
消しては描き直して、消しては描き直して。
立ち上がって遠くからぼんやりと見て手本との違いを比べて。
そこではじめて、そのポーズを生き生きと見せているのがどの部分なのか分かってくる。
これが考えて描くということなんじゃないかと、今の時点では思っている。
忘れてしまうともったいないから、特に重要だったラインは覚えておく。
暗記模写でもかなり描けるようになっている。
描けなければまだまだ学び取れるということ。
自分で構図を考えてポーズを描こうというときに、こうやって学んだ線は役に立つ気がする。(例えば腰のくびれとか)
というわけで。
色々な絵を沢山描いていくことも大事。
でも、一枚から時間をかけて本当の魅力を盗むことも大事。
盗み取った一枚・一線は、間違いなく財産になるので、忘れないように日をまたいでも期間を空けてもまた描けるようにする。